2016/08/03
漫画「暗殺教室」はとても多くの学びや気づきがある作品です。
作者の松井優征さんは漫画家とは思えないほどの教育に関する知識を持ち合わせています。
というより人間関係における本質的な部分について熟知されているような気がします。
名言や名シーンも多く、遠い昔に置き忘れてきた何か←を振り返るきっかけにもなりますし、オススメですよ〜(笑)
個人的にはただの漫画というよりは、「コミュニケーションに関する実用書を分かりやすくイラスト付きで書いているもの」というイメージですね。
というわけで、この記事では作品の中で心に響いた名言や名シーンについて挙げていきたいと思います。
ちなみに、これは随時追加していく予定です!
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心に響いた名言や名シーン
見て欲しかっただけなんですよ、あなたに
ここで言う「見る」とは、ただ表面的に視認して管理するという意味ではなく、相手がどんな人間なのか、どんなことを考えているのかを理解しようという姿勢のことを言っているのだと思います。
ちょうど喋り始めた小さい子どもがいれば分かるかもしれませんが、子どもって何かにつけて「見て〜!」ってセリフを言っているような気がしませんか?
これは人間の持つ承認欲求という性質から来る言動です。
この「他者から認められたい、褒められたい、注目されたい」という根本の性質は大人になっても変わらないということなんでしょう。
そういう意味では「見る」というよりも「向き合う」と言った方が意味が伝わりやすいかもしれませんね。
人と接するときに覚えておきたい心がけの一つです。
目の前の人をちゃんと見て、対等な人間として尊敬し、一部分の弱さだけで人を判断しない
一人の対等な人間として尊敬する。一部分の弱さだけで判断しない。
これこそ良好な人間関係を築くための根底にある大切なものだと思っています。
ただ、大人になるにつれてこの「コミュニケーションの原点」を見失ってしまう人がとても多いようにも感じています。
これはどんな人間関係においても言えることです。
例えば、会社での上司と部下、先輩と後輩の関係。
上の立場だからといって頭ごなしに命令したり、言うことを聞かせようとする人に、誰が従おう、ついていこうと思うでしょうか?
そして一度や二度のミスでそういうレッテルを貼る。
たまたま不向きな業務をするだけの場面だったかもしれないのに、それがすべてのように見てしまう。
もしかしたらもっと別な場面では得意なことがあるかもしれないにも関わらずです。
そういった考えで人を判断するのはあまりにも短絡的です。
目に見える表面的なところよりも、姿勢や内面に目を向ければある程度は改善できそうなので気をつけたいですね。
親と子どもの関係。
大人になると「子どもなんだから」と本人の人格を尊重しようという意識が薄れがちです。
でも、大人が考えている以上に子どもは多くのことを感じているし、考えているものです。これは自分自身が通ってきた道ですし、振り返ってみればわかるはずです。
子どもなんだから(物事の正しい判断がしにくい)と、有無をいわさず大人のいうことに従わせようとする姿勢は納得いかないだろうし、反発もするでしょう。
少なくとも僕はそういった大人に接した時はずっと疑問に感じていました。
難しいことかもしれませんが、子どもだろうが年配だろうが、どんな相手でもまずは一人の人格者として尊重して向き合うという姿勢を忘れないようにしたいものです。
理不尽なことが世の中にあるのは当たり前。それを恨んだり諦めているヒマがあったら、楽しんで理不尽と戦おう。
周りの人間や、自分が置かれている環境が恵まれていないという状況は人生において何度となく経験するでしょう。
その時に、「なんで自分ばっかり」とか「運が悪いから仕方ない」などと嘆くだけで、対応策を何も考えずに流れに身を任せていても現状は変わりません。
打開するためには「どうすれば良いか?」と考えるのをやめないことが大切で、その中でも楽しめる道を見つけられるようになれば最高ですね。
かなり前向きな姿勢ですが、これを身につけて徹底できるようになれば人生どんな状況になったとしても楽しく生きられるような気がします。