青い足跡

学び・体験・気づきをその時の言葉で残していく。

パソコン要約筆記者の試験合格を目指して。報酬はどれくらい?

time 2016/06/26 23:26

この記事は約 5 分で読めます。

パソコン要約筆記者の試験合格を目指して。報酬はどれくらい?

突然ですが、僕はパソコン要約筆記の講習を受けることにしました。

一定数の講習を受ければ登録試験を受けることができるようになります。

今回は要約筆記奉仕員の現状、報酬について調べてみたことをまとめてみました。

 

講習自体は6月から12月までの毎週1回、ほぼ1日を使って受けることになります。

貴重な休日を毎週削ることになるという物理的ハードルが高いものですが、一度取得すれば一生もののスキルです。

 

というわけで、講習を受けるからには合格できるように取り組んでいきたいと思います。

sponsored link

要約筆記ってなんぞや

ノートを持った男_-_Google_検索

僕はこれまで、こんな資格があるなんて知りもしませんでした。

初めてこの言葉を聞いた時に興味が沸いたので、調べてみると次のような資格であることがわかりました。

要約筆記の概要

聴覚障害者への情報保障手段の一つで、話されている内容を要約し、文字として伝えることをいう。
主に第一言語を手話としない中途失聴者・難聴者などを対象とする。
要約筆記作業に従事する通訳者のことを要約筆記奉仕員(ノートテイカー)と呼ぶ。
引用:wikipedia

ノートテイカー…かっけぇやんけ。

 

求められる能力としては、

  • 話し手の意図を曲げないように短縮するための正しい日本語力
  • 要約した内容を素早く文字に起こすタイピング能力
  • 社会福祉に従事するものとしてのモラル、マナー

 

といったもので、何か一つ突出したものがあれば良いわけではなく、心技のバランスを求められるものであることがわかります。

日本語にしても、パソコン力にしても、ある程度の地盤が出来上がっている人でないと、なかなかハードルが高そうですよね。

要約筆記の現在

この資格を取得するかどうかは一旦置いといて、さらに要約筆記について調べていくと次の記事を目にしました。

要約筆記者への報酬支払を解禁

 

手短に言うと、これまで手話通訳者への報酬支払いは認められていたのが、今回(2016年4月)、候補者らの発言を筆記で説明する要約筆記者にも報酬の支払いが認められることになるという旨のもの。

 

もう一つ、国税庁のホームページには次のように記載されています。

要約筆記の報酬は、源泉徴収の対象となる通訳、速記等の所得税法第204条第1項各号に掲げる報酬・料金のいずれにも該当しませんので、源泉徴収をする必要はありません。
(注) 要約筆記等を行う者に対する報酬が、雇用契約等に基づいて支払われる場合には、給与所得として源泉徴収を要することとなります。
引用:国税庁

 

ふむふむ、要約筆記の報酬は源泉徴収をする必要はありません…と

 

ん?

 

 

(要約筆記の報酬は源泉徴収をする必要はありません)

 

 

・・・・・。

 

 

目がお金_-_Google_検索

やっぱり人の役に立つ資格って取るべきだと思うんだ。

sponsored link

報酬額はどれくらいなのか?

報酬_-_Google_検索

一見、おいしい話のようにも思えた要約筆記の報酬解禁でしたが、現実はそう甘くはないようです。

これはすごい……要約筆記を調べてみてわかった業界の現実

 

要約筆記に従事する人の待遇は改善されつつあるようですが、まだまだ十分なものではありません。

時給換算すれば平均¥1,100〜¥1,200のようで、低い場合は¥500といったところもあるようです。

 

うーん、普通にアルバイトをした方が良さそうなのであれば、なり手が少ないのも仕方がないのかもしれません。

それでも取得する価値はある?

資格取得までに要する時間と得られる対価が割りに合わないのであれば、考えものだなぁとは思いました。

でもなんというか、単純にちょっとおもしろそうって思ったのです。

 

ホントに合格できて通用するかは分からないけど、自分の力量を試してみたいってのと、報酬事情も変わってきていること、人の役に立てること(ここ注目!)を考慮して思い切って受けてみようと思った次第です。

 

それに平成28年4月1日から「障害者差別解消法」が施行されました。

 この法律は、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項や、国の行政機関、地方公共団体等及び民間事業者における障害を理由とする差別を解消するための措置などについて定めることによって、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現につなげることを目的としています。
引用:厚生労働省

超簡単にいうと、ハンデを背負っている人に配慮をすることを義務化しますって話です。

 

まぁ「配慮を義務化」っていっても、結局は一人一人の心の問題なんですよね。

手続きを必要としたり、報告するわけでもないので、そんなの知ったこっちゃないって人もいるだろうし、浸透するまでにはかなりの時間を要するものだとは思います…。

 

こんな具合に少しずつではありますが、日本も福祉国家として進歩していっています。

というわけでいろいろと説明が長くなっちゃいましたが、ノートテイカーへの道、チャレンジしてみようと思います!

 

 

 

 

 

え?一番のモチベーション?

 

 

目がお金_-_Google_検索

モチのロンで、人の役に立つ資格だからですよ!!

sponsored link

コメント

  • 要約筆記の資格は取得できましたか?
    合格率20%
    かなり難しい資格ですね。

    by 檸檬 €2016年11月15日10時16分 10:16 AM

    • コメントありがとうございます。
      こんな記事を残しておきながら恐縮なのですが、僕はこの講座を断念いたしました。

      何度か講義を受けてみて、資格取得までにかかる時間、今後の方向性を再度考慮した結果、このような結論に至りました。

      ですが、このような世界があるということを知れたのは良かったと思っています。
      気にかけていただいたコメント、ありがとうございます。

      by Takahiro €2016年11月15日17時43分 5:43 PM

down

コメントする




中の人

頭文字T

頭文字T

昭和が終わる頃に生まれたアラサー。 ジャンル問わず、自分が学んだことを分かりやすくかみ砕いて伝えられるような記事を書いていきたいです。 最近はスマホアプリのFFRKにハマっています(笑)