青い足跡

学び・体験・気づきをその時の言葉で残していく。

熊本地震における二次災害に備えるために。過去の事例から対策を。

time 2016/04/17 15:27

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熊本地震における二次災害に備えるために。過去の事例から対策を。

熊本地震が発生して早4日が経過しました。

 

地震の影響がない地域に住んでいる人にとってはあっという間の4日間だったでしょう。

一方、現地の人達にとっては眠れない日々も続き、長い長い4日間を過ごしたことと思います。

 

昨日は大雨が降るという、弱り目に祟り目な状況でしたが、僕にはこれ以上大きな被害が出ないことを祈ることしかできませんでした。

 

雨から引き起こされる土砂災害を含め、こういった地震の後に続く二次的な災害には、地震によって引き起こされる津波、火災、断水等さまざまなものがあります。

ところが、これらに対してあまり報道されない裏の二次災害も存在します。

 

今回はその「裏の二次災害」について触れてみることにします。

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人が起こす二次災害

一般的に知られている二次災害と言えば、先述した津波、火災といった自然界が引き起こすもので、こればっかりは人間にはどうすることもできません。

しかし二次災害の事例には、人間自身が引き起こすものが存在します。

 

それが火事場泥棒と呼ばれるもの。

最近では火事場泥棒というよりは「被災地泥棒」と言った方が適切かもしれません。

彼らは壊れた家屋や店舗に忍び込み、金目のものや金庫を漁ってまわるというのです。

 

他にも、ハウスクリーニング業者を名乗った悪徳業者、配給・炊き出しを装った暴行事件等。

過去の阪神淡路大震災、東日本大震災の時にもこれらの行為が横行していたというニュースを何度か目にしました。

 

これらは、被災地において「助けを必要としている弱み」につけ込んだ極めて卑劣な行為です。

こんな糞野郎どもは見つけしだい即刻処刑(悪・即・斬)!と言いたいところですが、いくら僕がここでわめいても奴らには何も影響を与えることはできません。

 

なので、こうして注意をうながすことで、

現地の一人一人が気をつけ、備えることで少しでも被害を抑えることができればと思っています。

自分を守れるのは自分

過去の事例から分かるように、今回の熊本地震が一段落した頃にも、被災地泥棒を始めとする犯罪が出現する可能性はほぼ確実と言えます。

 

その時、治安を守るべき警察はというと、被災地の支援、遺体の引き上げといった対応で、出払ってしまっていなくなっている状態。

 

こういったサバイバル状態において自分を守れるのは自分しかいません。

極力、悪質な事件に巻き込まれないように注意を払うことが大切です。

 

特に支援、援助という甘い言葉をうたって近寄ってくる相手には十分注意することが必要です。

 

その他にも…

  • 単独行動はしない(特に女性)
  • 炊き出し、配給の情報をすべて鵜呑みにしない(真偽を確認する)
  • 身元が分からない相手は信用しない

といったことは再認識しておくべきではないでしょうか。

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最後に

本来、被災地で大変な思いをしている人達には無条件の支援を送り、また何の疑いもなく受け取って欲しいところです。

 

なのに、一部の非道な集団のせいで、余計な心労を増やすことになり、

それを引き起こしているのが他でもない人間だなんてなんとも許しがたいことです。

 

現地の人からしたら「今のつらい状態からこれ以上何に気をつけろって言うんだよ」と追い打ちをかけるような情報に反発されるかもしれません。

 

ですが、気持ちを切り替えて復興活動をしている時にこそ、心のすき間・弱みにつけ込んでくる輩が出現するのもまた事実です。

 

その時、自分や自分の周りの人が辛く悲しい思いをしないで済むように、今回の話を頭の隅にでも入れておいてもらえれば幸いです。

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昭和が終わる頃に生まれたアラサー。 ジャンル問わず、自分が学んだことを分かりやすくかみ砕いて伝えられるような記事を書いていきたいです。 最近はスマホアプリのFFRKにハマっています(笑)