2016/08/03
エンターキーターンッ!!
世の中にはキーボードを叩く時の音が異常にうるさい人がいます。
本人は気にも留めていないのかもしれませんが、それを耳にする周りの人は不快に思っていることも多々あることでしょう。
そしてそんなキーボードタッチがうるさい人に限って、「自分は仕事ができる人間だ」と思っている傾向にあるようです。
僕は間違っても「自分は仕事ができる」だなんて口にできないし、口にしなくてもそう思いだしたら終わりだと思っています。ていうかそれって、自分が決めることではなくて、周りが決めることですよね。
というわけで今回は、キーボードを叩く音がうるさい人、自分は仕事ができると思っている人たちがどういった理由でそうなっているのかについて考察してみることにしました。
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キーボードを叩く音がうるさい理由
ネット上を検索していると、「他の人のキーボードタッチがうるさい」と悩んでいる人は想像していた以上に多かったです。
なんであんなにもキーボードを叩く音をうるさくできるのでしょうか?
ここでは、いろんな事例を見ていく中で分かってきたキーボードタッチがうるさい理由、およびそういった人の特徴について触れてみます。
キーボードタッチがうるさい人の特徴。
それは、自分のことを過大評価している人です。
能力的に10のことしかできないのに、本人は100できると思い込んでいるようなタイプにキーボードタッチがうるさい人が多いと言えます。
キーボードを叩く音がうるさいことで世の中にこんなにも悩んでいる人がいるということは、これは僕に限った話ではないということがわかります。
それだけ周りへ不快な思いをさせる行為を平然とやってのけてしまえる、というのは配慮に欠けている人間だと言わざるを得ません。
そもそもキーボードタッチがうるさいというのは、ほぼエンターキーに起因するものだと思うのですが、エンターキーを強く叩けるということは「人差し指か中指」を使っているのだと思います。
試しに小指や薬指で強く叩こうとしてみたのですが、どう考えても人に不快な思いをさせるほどの連続したターン!音を出すことは難しいのです。
そして「エンターキーを人差し指か中指で叩く」ということはキーボードを叩く際のブラインドタッチが身に付いていないという何よりの証拠です。
ブラインドタッチが身に付いていればエンターキーに触れる指というのは小指です。人によっては薬指という場合もあるでしょう。
つまり、人差し指か中指でエンターキーを叩くというのは、わざわざムダな動きを挟んでいるということになるのです。
本人はわざわざムダな動きを挟んでまで強くエンターキーを叩き、さらに周りへ不快な思いをさせる。
エンターキー騒音曲フォルティッシモです。
滑稽じゃないですか?
そして、不快だと思う相手の思考を理解しようとわざわざ謎のシミュレーションを行うアテクシ。
…滑稽じゃないですか?
さて次に参りましょう。
続いてエンターキーを叩く頻度の多さ。カチャッターン!カチャッターン!ターン!!明らかにエンターキーを叩く頻度が高い。
なぜそんなに頻度が高いか?
変換を一字一字細切れにして行っているからでしょう。
要領の良い人であれば、ある程度の文節を作ってから変換を行います。そこで変換を行う際もスペースキーとかカーソルキーで事足ります。
そしてエンターキーを強く叩く極めつけの理由はこれに限ります。
キーボードを叩いて文章を作成する作業というのはいかにも仕事している感が生まれるのでしょうね。
エンターキーを強く叩くことで周りへ「私仕事してます、できます」アピールをすることにあります。
ネット上で挙げられていたキーボードタッチがうるさい人の特徴を集約するとここに行き着きます。
本人はそうやって自分が仕事できるアピールをしているつもりなのでしょうが、これまで述べたように、ロクにブラインドタッチも身に付いていない、周りへの配慮もできない人間がどうして「この人は仕事ができる人だ」「頑張っている人だ」なんて思われるでしょうか。
いくら本人が100のことができると盲信していたとしても、周りに不快な思いをさせている、協同できない時点で生み出す仕事量なんてたかが知れてます。一人で出来ることなんて限られているのです。
これが冒頭で述べた、「キーボードタッチがうるさい人は自分のことを過大評価している人だ」という所以です。
自称仕事ができる男や女の特徴
では続いて、(自称)仕事ができると思い込んでいる男や女の特徴について挙げてみたいと思います。
「人の振り見て我が振り直せ」の精神で見ていきましょう。
- キーボードタッチが異常にうるさい。
- 自分のミスはさておき、他人のミスを注意する。
- タイピングは早い、しかしエクセルの使い方はヘタクソ。
- 飲み会に参加しないが、したらしたでうざい。
- 声が大きい。
- 自分に知識がないだけなのに、矛盾をつかれたら「あいつ生意気じゃない?」とか言い出す。
- 文句ばかり言う、基本的に不機嫌。
- どんな場面にも自己流を持ち込む。
- 担当者レベルの仕事こなしてるだけで「俺がいなくなったらこの職場回らないよ?」とか言っちゃう人
- 態度がでかい。
以上、ネット上に挙げられていたものを抜粋しています。
どうでしょう、あなたの周りに存在する(自称)仕事ができる人も大方この項目に当てはまっているのではないでしょうか?
そもそも文句や愚痴を言うのは周りに原因を求めているからですよね。
本当に仕事ができる人というのは、ほとんど愚痴を言いません。どうすれば問題を解決できるか?と自分の中に責任を見出すので、問題に遭遇するたびにどんどん成長していきます。
(自称)仕事ができる人は周りに原因を求めている時点で、思考停止しているし、今の自分が最高地点だと思っているということです。
だからいつまで経っても成長がなく同じまま、周りからの評価は密かに減少し続ける。一方で、しょうもないプライドだけは高くなる。…悲しくなりますね。
どこかで、「あぁ、自分は自惚れていたな…」と気づくことがあれば良いなぁと思います。
そもそも仕事と作業の違いがわかっていない
自分は仕事ができる、と思い込んでいる人に聞きたいのですが、そもそもあなたがしているのは本当に仕事と言えるものなんでしょうか?
世の中には仕事と思っていることが実は作業でしかない、というパターンがけっこうあります。その仕事と作業の違いを理解した上で言っているのか疑問に感じます。
違いについてですが簡単には次のように言えます。
- 仕事:頭を使う
- 作業:頭を使わなくてもできる
具体的にどんなものが作業で、どんなものが仕事なのかを見ていきます。
- マニュアルに沿って業務をこなす→作業
- 会議で使用する資料を作る→作業
- 会議に出席する→作業
- より効率的に行える手順を見つけマニュアルを改善する→仕事
- より分かりやすい資料(レイアウト、デザインなど)を作り直す→仕事
- 会議の中で疑問に感じたことや改善できる点を発言する→仕事
そしてこれらを見比べると、「作業」というのはだれでも出来るものであって、「仕事」というのはその人だからこそできるものであることがわかると思います。
この観点から言うと、「雇われの身」である人のほとんどは作業を行っているに過ぎないということではないでしょうか。
単なる作業でしかない行為なのに、慣れによって早くなったのを錯覚して、「自分は仕事ができる」と思い込んでいるということです。
もちろんすべてがそうだというわけではなくて、作業の中にも、次の人が効率的に行えるように分かりやすいマニュアルを作っておくとか、お客さんにとってより分かりやすい資料を作り直すといった頭を使う「仕事」も存在します。
この違いがハッキリとわかっている人であれば、自分は仕事ができるだなんておこがましいことは口にしないだろうし、自分はまだまだ未熟だ、と高める努力をするのではないでしょうか。
まとめ
まとめますと、(自称)仕事ができるという人間はキーボードを叩く音がうるさい傾向にある。
そして実際は中身が伴っていなくて自分のことを過大評価しているだけの傲慢な方が多いってことですね。
本当に仕事ができる人というのは、周りへの配慮も欠かせないだろうし、だからこそ信頼されていろんな仕事を任されるものだと思います。
周りにばかり原因を求めるのではなくて、改善していくために何ができるか?という視点を忘れずに日々の仕事に取り組んでいきたいものです。
最後に…
ふと思いついた親切兼イタズラ。
そんなにエンターキーを強く叩きたいならこんなの用意してあげたら良いのかなとも思います。
ちなみにコレ、本当に売っているので興味があればどうぞ(笑)
新品 日用良品 クッション型USBエンターキー USB機器 05P05Nov16 05P03Dec16
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これなら周りも(あぁ、あのサイズなら仕方ないな。グーで押すやつだもんなって。)
でもこの場合、カチャッターン!!ではなくて
ズドーーン!!になりますね。
さすがにその大きさなら、本人も「ちょっとうるさいかな?」と気づいてもらえるのではないかと思います。