2016/08/03
1年は早いもので、あっという間に年の瀬ですね。今年も1年間おつかれさまでした。
まもなく年が明けますが、来年の干支は・・・?
はい、さる年なんです。
さる年と言えば、よく「見ざる言わざる聞かざる」というフレーズを耳にすると思うんですが、この言葉の意味するところをきちんと知っているか?と聞かれれば意外と知らなかったりします。
干支は日本独自の風習でもあって、日本生活30年が経とうとする者としてこれを知らないのはどうかと思い、今回ふと意味や由来について調べてみるに至ったのでした。
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由来、発祥は日本ではない?
「見ざる言わざる聞かざる」この3種類のサルのことを三猿(さんざる、さんえん)とも言い、発祥は意外にも外国で、古代エジプトやアンコールワットだと言われているそうです。
世界的にも「Three wise monkeys」として幅広く知られており、人間の叡智の3つの秘密を示しているとされています。
英語では“see no evil, hear no evil, speak no evil.”と表記されるようで、その言葉の意味するところは世界各国でそれぞれの国の文化によって微妙に変わってくるんだとか。
ちなみにインドでは、ガンディーが英語表記の通り「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えていたようです。
全然関係ないけど、「スリーワイズモンキー」っていう表現。
なぜか銀魂のブリーフ3を思い出します(笑)
見ざる言わざる聞かざるの意味
世界各国で意味の違ってくる三猿。日本ではどういった意味合いなのかというと、
- 見ざる
世の中や人の悪いところは見ないようにする。 - 言わざる
人の悪口を言ったりしない、余計なことを言わないようにする。 - 聞かざる
人の悪口を聞かないようにする、悪い噂は聞き流すようにする。
という人間関係を円滑に進めるための先人たちの処世術が盛り込まれているようです。
どれも「〜ざる」という、一見消極的な姿勢で、見ざるなんかは言い換えれば「見て見ぬふりをする」というネガティブな意味合いも含んでいますよね。
が、日本においては対人関係における、「おおらかな心を持って接する」というポジティブな方の意味で浸透しているようです。
いつの時代、どこの国でもコミュニケーションにおける大事な心がけは変わらないものなのかもしれません。
おまけ
年賀状12年越しの遊び心が粋です(´∀`)
昨年のひつじ年では2003年のマフラーを編む羊が2015年度にはマフラーが完成し、首に巻かれているというものだったようです。
さる年はこんな感じ。
2004年の年賀状引っ張り出してきて比べたら、子猿が一匹増えてた!桶も子猿の分がちゃんとあるし。笑 pic.twitter.com/teCohyPmCY
— 福地 翼@サイケ4巻1/18発売 (@fukuchi_tsubasa) December 16, 2015
こういう遊び心、イイと思い〼。
というわけで、さる年にまつわるネタ記事でした。
編集後記
わたしはなにも聞かざる。